踊りのことをタイ語で「ラム」と言います。2名以上の郡部は「ラバム」といい、地方によって踊りを指す言い方が異なり、北部は「フォーン」、東北部は「スゥーン」南部は 「サット」と言います。タイ舞踊は古典舞踊『ラムマータターン』、民俗舞踊『ラムプーンムァン』、その他の特殊な舞踊『ラバムベッタレット』の3つ分類することができます。



タイ古典舞踊は、古くから宮廷内で踊られていたものです。踊りの振り、音楽、衣装、全て形式にのっとってつくられています。古典舞踊は『ラムナーパート』と『ラムボット』の2つの形式で構成されています。

『ラムナーパート』は、古典舞踊において、舞台の登場や退場の時の歩き方、天から降りてくる時の型、変身する時の型、愛情や悲しみ、怒りなど感情を表わす型など、決められたリズムに合わせて踊る表現方法です。この踊りは非常に権威が高く、神聖な舞踊です。また、この踊りの技法はとても高い技術が要求されるため、資格を与えられた者のみが踊ることを許されてます。
『ラムボット』は、歌詞にそって基本的な型が決められている踊りです。基本的な型は68あり、鹿の歩き方、花に群がる蜂の様子、川の中で泳ぐ魚の動きなど人間を取り巻く自然界の様々な動きから生まれたものです。この、68の型を応用していろいろな古典舞踊の型が生まれました。

古典舞踊は一般的に舞踊劇を上演する時に使われます。
1つは、『ラムブァックローン』といわれ、舞踊劇を上演する前に舞台を清め、守護神を呼出す儀式としての踊りがあります。この踊りは非常に美しいものです。
※代表作:
・『メッカラーラーマスーン』(タイの雷伝説)
・『オーラシュン』(雨を降らす神の踊り)など。

もうひとつは、舞踊劇の途中で、劇を盛り上げ、華やかにするためにつくられた踊りです。
※代表作:
・『チュイチャーイベンチャガイ』
・『スィーダールイファイ』など。


また、舞踊劇以外に、お祝いや外国からの来賓を歓迎するためにつくられ、単独で上演するものもあり、人気が高いため舞踊と切り離されて独立した古典舞踊作品となったものもあります。
※代表作:
・『テープバントゥーン』
・『クリッダーピニハーン』
・『ダーゥワドゥン』など。

「ラムウイポーン」


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