仮面劇《コーン》は、タイ舞踊劇の最高峰に位置付けられます。仮面をかぶって演じる劇はそれ以前からありましたが、アユタヤ時代に《コーン》と呼ばれるようになりました。コーンは次の3つの要素で構成されています。1.衣装はチャクナークドゥックダンバンの儀式に参加している天使と鬼の衣装を着用する。2.基本的動作は影絵の動きを基にしている。3.ラーマ王子とトッサカンの戦いのシーンが多く、戦いの技法にはタイ古来の伝統武術であるガビーガボーン形式を取り入れている。初期は全員が仮面をかぶって演じましたが、ラーマ4世以降はラーマ王子やスィーダ姫のような主役の役は仮面をかぶらなくなりました。 コーンは足の動きを協調している舞踏劇です。


「クラーンプレーン」は「野外の広場」の意味で、舞台を作らず広い庭で上演する形式です。普段使いの言葉で台詞を言い、詩が入らないのがこの形式の特徴です。

舞台で出演者を吊って演じる形式をコーンチャックロークといいます。ラーマ1世時代から上演され、現在のエメラルド寺院前の広場で上演されたという説もあります。この形式は現在でも技法を変えながらや野外や劇場で上演されています。

コーンナーチョーはナンヤイという影絵から発展したものです。「ナーチョー」とは「幕の前」という意味です。影絵は主にお葬式などで夜だけ上演されましたが、火葬が昼間に行なわれるようになって昼にも上演されるようになりました。興味を引くため影絵に色をつけたり舞踊手が踊ったりと変化していきました。後に影絵は姿をけし、コーンだけが上演されるようになりました。

頭だけに仮面をつけて顔を出して上演する形式をコーンソッドといいます。出演者は自ら歌ったり台詞を言いました。踊りも厳格な物ではなく、庶民の娯楽のための楽しむ劇として、庶民の間で盛んに上演されていました。


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